大阪市議会選挙で維新が過半数を取るのは難しい

こんにちは。

 

最近私が住んでいる大阪では、ダブル選挙が話題となっています。

現在大阪市長の吉村氏と大阪府知事の松井氏が、地方統一選挙に合わせて辞任し、それぞれが互い違いの首長に出馬するのが今回の選挙の趣旨。

 

大阪都構想を進めるために重要なのは、大阪市議会です。

大阪都構想は悪く言えば大阪市を解体(再編)し、権限の一部を大阪府に委譲することが前提となっていて、そのために大阪市議会での承認がまず必要なのです。

 

ということで前回2015年の大阪市議会議員選挙の結果を調べてみました。

 

大阪市議会は中選挙区制度

府議会選挙も含めて普段は地方の選挙になんて興味がない人がほとんどだと思います。

で、大阪市議会の選挙制度を調べたところ、大阪市議会は中選挙区制度を採用しているとのことでした。

中選挙区制度とは、1つの選挙区から数名の当選者が出る制度のこと。一般に選挙といえばわたし達は1区から1名が選出される小選挙区制度をイメージしますが、それとは違うんですね。

 

1つの選挙区から数人が選ばれるということはどういうことでしょうか?

開票結果(読売新聞オンライン)」を見れば一目瞭然だと思います。

その地域で一番強い政党(大阪であれば大阪維新の会)にとって不利なんです。

 

例えば3名が合格する選挙区があったとして、6名の議員が立候補したとします。

人気度でいえば維新が2名、場合によっては全部の議席(3議席)を取ってもおかしくない得票数だったとしても、3名の候補者を出すことは難しいでしょう。

仮に維新から3名候補者を出したとすると、票が割れてしまって、全員合格することは難しいでしょう。

 

その結果、維新から出る立候補者は1名になることが多く、自民党や公明党から出馬した候補が得票数2、3位につけることになり、維新の支持率が圧倒的に高いにもかかわらず、議席数はあまり確保できないという状況になるのです。

以上です。

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