シンクタンク「大阪の未来構想」は一体何を目指しているのか?

大阪の未来構想

過去50年衰退した大阪。苦難を経て未来は明るくなるのか?

当サイト「大阪の未来構想」は単なる情報発信サイトではなく、あくまでシンクタンクを”自称”してきた。

シンクタンクとはある物事について、将来像を考えたり提言したりする機関のことである。有名どころでいえば、三菱総研や野村総研などがある。名前は聞いたことがある人は多いだろう。

だから、「大阪の未来構想」は文字通り大阪の未来について考え、将来像を構想していくことを目的としている。

 

従来のシンクタンクは年功序列で上がってきた一部のエリート集団が、自治体などから補助金を貰ってリサーチなどをする地味なものであった。

しかし今はネット時代であり、ひょっとするとシンクタンクにも新しい形を作れるのかもしれない。

 

大阪には地場のシンクタンクが少ない

大阪は前々から地場のシンクタンクが弱いと言われ続けてきた。

三菱総研や野村総研、森ビルのシンクタンクにしても全て東京に本社を置き、東京の将来像を考えることはあっても大阪について考えることはほとんどなかった。

東京に本社があれば、あくまで地方都市の重要な一都市という位置づけになってしまう。その意味でも大阪に拠点を置くシンクタンクは、今後100年を見据えた大阪の発展にとって必要不可欠になってくるだろう。

さて、下では「大阪の未来構想」が考えるシンクタンク像をサラッと説明しようと思う。

 

従来型シンクタンクと新型シンクタンクの比較

シンクタンクの比較図

従来型(ネット出現前) 新型(ネット出現後)
情報発信媒体 TV、雑誌 SNS、ブログ
などインターネット
情報の相互性(意見が言えるか) ×
周囲を巻き込めるか ×(提言するだけ)
影響力 小さい&狭い 壊滅的に大きい
運営コスト 高い 安い
支援者 政府、自治体、企業 企業、一般市民

※情報の相互性:提言に対して一般市民が意見を言えるか、そしてそれが提言に伝わるかどうか。従来のシンクタンクはなかった。

※周囲を巻き込めるか:従来のシンクタンクは言いっぱなしで終わり。新型シンクタンクはインターネットを使い、提言するだけでなく、周囲を巻き込んで実行するところまで行く。

※影響力:従来はごく一部の人しか知らず、影響力は狭い。ネットを使った新型は、大阪や関西だけでなく、日本全国を巻き込める可能性もある。その意味で影響力は絶大だ。

 

大阪の未来構想は、SNSやネットの強い情報発信力をベースに大阪の将来像について提言を行い、各方面からフィードバックを受けつつ、民間の知恵と資金で都市全体の方向性を作っていくことを目指している。

過去に前例がないので、何を言っているのかピンとこない人も多いかもしれない。

 

私は上に述べた新型シンクタンクは、日本の中で大阪でしか実現できないと思っている。

ポイントは黄色のマーカーを引いた箇所である。

例えば「○○(都市名)は国際金融都市を目指すべきだ!」と主張したとき、その都市の将来について本気で関心がある人がいるのは大阪ぐらいだからだ。

それ以外の都市、例えば仙台などで同じことをしても、「ふーん」と流されて終わってしまう。

 

大阪維新という地域政党が出てきたのも、大阪の将来について関心を持ち、没落に歯止めをかけたいと思っている人が多いからである。

地元に対して関心がない地域には地域政党は生まれない。

 

また、資金についてラインマーカーを引いている点も同様で、大阪には地域のために身銭を切る文化が強く残っている。

大阪は都市の将来を想う一部の人々の熱い気持ちがなければ、成り立ってこなかった。

中之島にある府立中央図書館や中央公会堂はどちらも民間人による寄付寄贈で作られた。

 

今はクラウドファンディングがあるなど、都市の将来に対して簡単に寄付ができる環境が整いつつある。

だからそのような資金(寄付、クラファン)をベースとして、都市の将来のために活動するシンクタンクはあってもよいはずだ。

また、ネット広告を利用して収益化すれば、それなりに活動資金を得ることだって可能だ。

 

何言ってるか分からないと思います・・・(笑)

恐らく何を言っているのか、イマイチピンときていない人も多いと思う。

私の説明力のなさもあるし、これまでなかった新しい概念なので、なかなか理解されがたいと思うので仕方ない。

とりあえず説明は以上で終わろうと思います。

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